らむねむら

日々の暮らしの中で気づいたことや感じたことを、自由に、気ままに綴っていきます。

東京オリンピックチケットの払戻し

新型コロナの影響で2020年に予定されていた東京オリンピックが1年延期となりましたが、開催予定時期まであと半年に迫った現時点でもコロナ収束の兆しは見えておらず、開催を不安視する声があちこちで聞かれようになっています。最近では大会組織委員会会長の発言が物議を醸していますね。オリンピック出場を目指して日々努力を重ねているアスリートの皆さんにとっては、先が見えず、不安なことと思います。

個人的には、特に人混みが嫌いということもあり、以前からオリンピックの東京誘致にもあまり乗り気ではありませんでした。莫大な放映権収益が発生する大規模な商業イベントになってしまっている点も気になっていました。そのため、東京オリンピック開催が決定し、開催間近になってチケット販売が開始されたときも、周囲の盛り上がりを少し冷めた目で見ていました。とは言いながら、ダンナさんとお義父さんがチケット購入を希望したため、パソコン音痴なダンナさんに代わって抽選に応募したのでした。選手や競技を間近で見たいというよりも、前回の東京オリンピックのときにも会場で観戦したお義父さんが、新しい国立競技場を見てみたいというのが動機のようでしたので、倍率が低そうなものを選んで応募しました。その後、幸いにも1件当選し、お義父さんの希望が叶えられることになり、ダンナさんは喜んでいました(ダンナさんが希望していたゴルフは落選)。

大会の開催が延期になったことを受け、昨年11月に希望者へのチケットの払戻手続が始まりました。チケットの販売枚数の総計がどのくらいの数に上るのかはわかりませんが、払戻手続にも莫大なコストと労力が掛かっていることでしょう。大会開催に向けた前向きの作業ではないですから、担当されている方も虚しさを感じているかもしれません。

ダンナさんに確認したところ、コロナの影響でしばらく帰省もできていない中、日々感染者数の増加が報じられている東京に、地方から高齢者が出掛けてくるのは難しいだろうということで、残念ながらチケットの払戻しをさせてもらうことにしました。先日、無事に払戻しが完了していました。

実際にオリンピックが開催されるのか、中止となるのかはまだわかりませんが、オリンピックを目標に色々な事を犠牲にして頑張っているアスリートの方々が目標を無くし、心が折れてしまうことがないよう願うばかりです。