らむねむら

日々の暮らしの中で気づいたことや感じたことを、自由に、気ままに綴っていきます。

木村藤子さんの『「気づき」の幸せ』ー10年後の今

最近TVではお見掛けしなくなりましたが、一時期TVにも度々出演されていた頃、木村藤子さんの本を何冊か購入して読みました。今からもう10年以上も前になるでしょうか。

 

「気づき」の幸せ

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当時、本を読んで感じたことは、「気づき」が大切なことは理解できたけれども、一体何に気付けばいいのかわからない、でした。気づかなければならない、何か真理のようなものがあると思っていたんですね。それを教えて欲しいな~なんて思っていました。

あれから約10年。色々な方の本やブログを読んだり、最近では動画も観たりして、少しずつわかってきたような気がします。小さなことでもいい、生きていること自体が気づきの連続であり、気付き、経験するためにこの地球に生まれてきたのではないかと。

毎日トイレ掃除をするとお金が入ってくるという話を聞きます。その理由については諸説あるようですが、その一つとして、「毎日トイレ掃除をしていると、トイレが綺麗な状態が普通になり、少しでも汚れがあると気が付くようになる。そうなると、トイレだけでなく、日常生活のちょっとしたことにも目が向くようになり、その気づきが色々な場面で活かされ、金運アップにつながる」というような話を聞いたことがあります。この話を知ったとき、「なるほどな~」ととても感心したことを覚えています。

そして、ちょっとしたことにでも気づくためには、過去や未来に意識が行っていてはダメなんですね。今この瞬間に意識をフォーカスし、五感をフルに使って知覚し、そこで沸き上がってくる感情に気付き、これを味わうことが大切なのかなと。なんとなく、一つ繋がった気がしました。

コロナの影響で在宅勤務になってから、空を見上げることが多くなりました。今思うと、通勤していた頃は、朝陽の眩さ、日中の空の青さ、夕焼けの美しさを感じている余裕はなかったように思います。意識を向ける余裕がなかったんですね。今は日中自宅にいられるおかげで、鳥のさえずりも耳に入ってくるようになったし、雲の形を見てあれこれ想像したりするようになりました。それでも、仕事が忙しいときは外を見る余裕もないので、在宅になったことだけが理由ではなく、以前よりも心に余裕を持てるようになったからなのでしょう。自分に余裕があると、他人にも優しくなれるように思います。古き良き昭和はそんな時代だったのかもしれませんね(*^-^*)